冨樫森

映画監督

1960年生まれ。山形県鶴岡市出身。立教大学文学部卒。
1998年相米慎二総監督のオムニバス映画『ポッキー坂恋物語・かわいいひと』 の一編を初監督。
2001年『非・バランス』で長編デビューし、 ヨコハマ映画祭及び日本プロフェッショナル映画大賞で新人監督賞。
その後「ごめん」「星に願いを。」「鉄人28号」「夏がはじまる」などがある。
2008年「あの空をおぼえてる」がフランスKINOTAYO映画祭グランプリ。
2014年「おしん」は山路ふみ子映画賞等に輝く。

** 第2期仙台校にむけてのコメント ************************************
私はここ何年か東京だけではなく、仙台、鶴岡、山形の各地で芝居のワークショップを行って来ています。回数が増えるに従って、受講生にお芝居を教える際に必要で重要なポイントがはっきりして来ました。脚本を読み取る為に必要なこと、実際芝居をする時に心掛けなければいけないこと等の具体的で非常に実践的なポイントです。これは私一人が考えて出来上がったものではなく、長年一緒に稽古して来た受講生の皆さんから教えて頂いた方法や取り組みを吟味しながら私なりにまとめたものです。スクールではこのポイントを各回毎、段階的に受講生の皆さんに示しつつ、力のある芝居をすることに向かって稽古して行きます。みんなの前に出ると緊張して台詞が言えない、相手と会話してないと言われるが直らない、形でやるなと怒られるがじゃあどうしたらいいのか、長年変わらない自分の壁を乗り越えたい、など様々な芝居の悩みがあると思います。私が全部直してやるとエラソーには言いませんが、それを克服するためのポイントをいくつか指し示すことは出来ると思います。何より苦しかった稽古が楽しくなるはずです。
 初心者の方から、東京進出を目指す役者の卵たち、昔かじった芝居を楽しみでまたやってみたい、等々様々な方のレベルに合わせて、何より楽しく芝居が上達するレッスンを行って行きます。どうぞ気楽に来てみて下さい。必ず新しい世界が発見出来ますよ。